教えて!サポートさん

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第13回 家族信託の終了原因

■サポートさんがトラスト家を訪ねたその日の夜。母信子、長女頼子、そしてゴルフの練習から帰ってきた父ジョンの3人が、家族信託についての話をしています。

信託された財産のその後は?

頼子(長女)頼子(長女)

という訳で、家族信託を使うことで、お隣さんが直面した口座凍結も回避できるみたいなの。だから、今のうちから認知症対策として考えておいてもいいんじゃないかしら。

ジョン(父)ジョン(父)

そんなに心配しなくても大丈夫だよ。もの忘れが多いのは昔からだし、ノープロブレム!

頼子(長女)頼子(長女)

もちろん、私もお父さんが今すぐ認知症になるなんてことはないとは思うけど、かといって認知症になってからではもう対策はできないのよ。だから、こういう仕組みがあるっていうことだけでも覚えていてほしいの。万が一の場合には、お母さんも負担が多くなるだろうし…。

ジョン(父)ジョン(父)

オーケー、わかったよ。確かに、そういうことも少しずつ考えていかなければならないね。

信子(母)信子(母)

でも、お父さんの心配ばかりもしていられないのよね。今日の話にあったんだけど、将来的には65歳以上の4人ぐらいは認知症か、その予備軍になるかもしれないそうよ。だから、私も将来のことを考えておかなければいけないのよね。

頼子(長女)頼子(長女)

そうね。この先家族信託を利用したとして、お父さんがその後亡くなったら、お父さんの財産はお母さんと私たち姉弟が相続することになると思うけど…。その後にもしお母さんが認知症になったら、やっぱり口座が凍結されてしまうのかしら?

信子(母)信子(母)

またサポートさんに聞いてみないといけないね。

信託の終了原因

■後日…再びサポートさんがトラスト家を訪れます。

頼子(長女)頼子(長女)

何度もお呼びして申し訳ありません。実は先日、父も交えて家族信託の話をしたんですが、仮に父が亡くなった場合、その後はどうなるのかが気になってしまって…。

サポートさんサポートさん

家族信託の終了に関するお話しですね。信託法上、家族信託には複数の終了原因があります。下表をご覧ください。

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サポートさんサポートさん

このように、家族信託には法律的な終了原因もありますが、受益者が亡くなったからといって、当然に契約が終了となるわけではありません。信託の目的・家族関係・資産状況・承継方法といった、それぞれのケースに応じた具体的な終了原因を契約で定めておくことが一般的です。

信子(母)信子(母)

うちの場合はどんな内容で定めておくのがいいのかしらね?

サポートさんサポートさん

一つの提案としては、「当初の受益者であるお父様がお亡くなりになった後は、お母様を二番目の受益者とする」という仕組みが考えられます。

頼子(長女)頼子(長女)

そんなこともできるんですか?

サポートさんサポートさん

そうなんです。このように、受益者が亡くなった場合の次の受益者を定めておく信託の方法を「受益者連続型信託」と呼びます。

ポチ(柴犬)ポチ(柴犬)

次回は、受益者連続型信託についてお話しします!

※本記事は掲載当時の法令等に基づき作成しております。また実際の金融機関等の対応は、個別事情などにより異なるケースがあります。